名古屋市と交流のあるウズベキスタンの歴史や文化を市民に紹介しようと、同国駐日大使館などは２１日、市公館で音楽イベント「レクチャーコンサート　ｉｎ　名古屋」を開いた。来日中の同国の音楽家ら１６人が出演し、集まった市民ら約１００人が楽しんだ。

名古屋市とウズベキスタンの首都タシケントはパートナー都市協定を結んでいる。同国最大の祭日で、毎年３月２１日に、国を挙げて春の訪れを祝う「ナウルーズ」にちなんで開催。現地で人気のある女優や歌手が、伝統楽器の演奏に合わせて歌やダンスを披露した。

ほかにも、小麦を丸１日煮込んで作る伝統料理「スマラク」を振る舞ったり、同国の歴史や日本との交流をまとめたビデオを上映したりした。

イベントを企画した１人で、名古屋ウズベキスタン友好協会で理事を務めるアシューロバ・ウミダホンさん（４３）は「名古屋は東京と並んで交流が深いところ。これからも良い関係が続けば」と笑顔を見せた。（古畑克真）