社本 洋典

名古屋ウズベキスタン友好協会会長

ご挨拶

当協会は、名古屋を中心として日本に在住する在日ウズベキスタン人の生活のサポートやウズベキスタン人と日本人との交流促進活動を行うことを通じて、日本国とウズベキスタン共和国との相互理解・友好を深めることを目的として設立された団体です。

来訪者の皆様の中には、なぜ、名古屋とウズベキスタンなのか、ということに疑問を持たれている方がいるかも知れません。しかし、名古屋とウズベキスタンとの間には、東京も含む他の都市が持ちえない非常に緊密かつ深い関係があります。

ウズベキスタン共和国は、1991年に旧ソ連から独立した比較的若い国です。日本とウズベキスタンは、1992年に国交を樹立したあと、ウズベキスタン共和国からは、当時の大統領であったイスラム・カリモフ氏が日本を3回訪問し、また、日本国からも2006年に小泉純一郎元総理がそして2016年には安倍晋三現総理がウズベキスタン共和国を訪問する等、両国は積極的な政治交流を重ねてきました。

もっとも、単に政治的な交流のみでは両国間の仲は進展せず、人材交流が非常に大事になってきます。そして、名古屋という地域はウズベキスタン共和国との間における人材交流の中心地となってきたのです。

ウズベキスタンと名古屋との交流は、1990年代に名古屋大学がウズベキスタンの大学と提携し留学生の受け入れを開始したことに始まります。当初は英語コースのみで留学生受け入れを行ってきたのですが、その後名古屋大学は2005年にタシケント国立法科大学内に日本法教育研究センターを設置し、同センター内において日本語で法学教育を行い優秀かつ日本語のできる専門性を有する人材を育成した後で、当該人材を留学生として名古屋大学に受け入れるという全国的に見ても非常にユニークな試みを行ってきました。

名古屋大学のこれらの活動の結果、ウズベキスタンから専門性をもった多数の優秀な学生が名古屋に留学生として滞在することになりました。彼らは、名古屋大学卒業後には、一部はウズベキスタンに帰国し、国会議員、公務員、弁護士等になり様々な分野で活躍すると共に、一部は、日本に在住し大手企業や弁護士事務所などに就職したり、大学の先生となったり、また自ら会社を立ち上るなど、この地域において様々な活動を行うようになりました。

また、名古屋大学とタシケント国立法科大学を始めとするウズベキスタンの大学が共同で開催した学術シンポジウムなどはウズベキスタン共和国のメディアで広く取り上げられており、ウズベキスタンにおいて名古屋の知名度を非常に高める結果となりました。

この結果、近年では、名古屋大学以外の愛知県内の大学や日本語学校などに留学するウズベキスタン人や社会人として働くウズベキスタン人が非常に増えてきました。そして、在日ウズベキスタン人及び関係する日本人が集まり、毎年、忘年会、ナウルーズ会、学術会、スポーツ活動などを行って交流を深めてきました。

今後も増加傾向にあるウズベキスタン人に日本人との様々な交流の場を提供すると共に、名古屋が持つウズベキスタンとの繋がりを今後も発展させていくため、組織的にサポートできる体制を構築することが必要となってきており、今回、名古屋大学を卒業したウズベキスタン人および留学生の受け入れ等で古くからウズベキスタン人との交流を深めてきた日本人メンバーが中心となって、本会を設立することとしました。

本協会は、名古屋とウズベキスタンの相互発展のために今後尽力していく所存です。今回お集まりいただいた皆様に、当協会の活動を支援いただければ幸いです

名古屋ウズベキスタン友好協会会長 社本洋典

名古屋ウズベキスタン友好協会の設立経緯

名古屋ウズベキスタン友好協会は、名古屋を中心として、在日ウズベキスタン人の生活のサポートや日本人との交流の促進活動を行うことを通じて、日本国とウズベキスタン国との相互理解・友好を深めることを目的として設立された団体です。

ウズベキスタンと名古屋との交流は、1990年代に名古屋大学がウズベキスタンの大学と提携し留学生の受け入れを開始したことに始まります。その後名古屋大学は、2000年にタシケント国立法科大学、世界経済外交大学及びサマルカンド国立大学法学部と部局間協定を締結、2005年にタシケント国立法科大学内に日本法教育研究センターを設置、2006年にタシケント国立法科大学と全学間協定を締結する等、学生及び学術交流・留学生受け入れを積極的に行ってきました。

名古屋大学のこれらの活動の結果、ウズベキスタンから多数の優秀な学生が名古屋に留学生として滞在し、卒業後には、一部の留学生はウズベキスタンに帰国し、国会議員、公務員、弁護士等になり様々な分野で活躍すると共に、一部の留学生は、日本に在住し大手企業や弁護士事務所などに就職したり、大学の先生となったり、また自ら会社を立ち上るなど、この地域において様々な活動を行うようになりました。

この、名古屋大学卒業生のウズベキスタン本国や日本での活躍の結果、近年では、名古屋大学以外の愛知県内の大学や日本語学校などに留学するウズベキスタン人や社会人として働くウズベキスタン人が増えてきており、現在では名古屋にいるウズベキスタン人の数は150人を超える規模となりました。そして、古くからいるウズベキスタン人が、新しく来るウズベキスタン人の生活のサポートをすると共に、毎年、忘年会、ナウルーズ会(ウズベキスタンにおける新年会)、学術会、スポーツ活動などを行って、在日ウズベキスタン人および名古屋市民との交流を深めてきました。

これらの活動は、現在までは、名古屋大学卒業生を中心としたウズベキスタン人が中心となって個人ベースで行ってきましたが、名古屋に来るウズベキスタン人は今後も増加することが見込まれることから、今後、継続して活動を行っていくために、個人ベースではなく、組織的にサポートできる体制をすることが必要となってきました。そこで、名古屋大学を卒業したウズベキスタン人および留学生の受け入れ等で古くからウズベキスタン人との交流を深めてきた日本人メンバーが中心となって、本会を設立することとしました。

ファンウズとは?

在日ウズベキスタン人と名古屋市民の交流会の開催

在日ウズベキスタン人留学生のサポート、生活相談

両国の歴史・文化・経済・学術に関するシンポジウム・セミナーの開催

ナウルーズ会(ウズベキスタンの新年会)、忘年会、スポーツ大会等の開催

在日ウズベク人家族の交流促進およびサポート

言語学習、文化交流会および料理教室等の開催 等

Friendship Association of Nagoya and Uzbekistan(FANUZ)

名古屋ウズベキスタン友好協会

社本 洋典
代表理事

住所

愛知県名古屋市東区東片端町23番東片端サンコービル5F

設立日

2017年12月